派遣スタッフとして働く前に…正社員との違いや派遣のメリット・デメリットをチェック!

派遣スタッフとして働く前に…正社員との違いや派遣のメリット・デメリットをチェック!

派遣スタッフとして働いてみようと思ったら、派遣で働くことでどのようなメリット・デメリットがあるのか、事前に知っておく必要があります。考え方によっても異なりますが、今回は、一般的によくいわれている派遣で働くことでのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

派遣スタッフと正社員の違い

派遣で働くことでのメリット・デメリットについて紹介する前に、まずは、「派遣」と「正社員」の違いについて説明します。

■派遣スタッフの雇用形態

派遣スタッフは、派遣会社と雇用契約を結んでから就業先の企業に派遣され、業務指示は就業先から受けます。給与は雇用主である派遣会社から支払われ、福利厚生は雇用主の派遣会社が提供している制度を利用することができます。
働く期間については、2カ月、3カ月、半年などあらかじめ契約期間が設けられます。契約期間満了で就業を終えるケースもあれば、更新をして引き続き同じ就業先で働くケースもあります。契約期間満了の場合、希望に合わせて派遣会社が新たな就業先を紹介してくれます。

■正社員の雇用形態

正社員は、面接や筆記試験などの選考試験を受け、採用されれば、雇用主である会社と直接契約をして就業します。業務指示も給与も会社から受けることになり、転勤や残業もあり得ます。
働く期間については、雇用期間に定めのない場合は基本的には定年まで働くことができると考えてよいでしょう。

ライフスタイルに合わせて働ける!派遣で働くメリット

■勤務地、勤務時間、勤務日数など、ライフスタイルに合わせて仕事を選べる

派遣スタッフは、自分の希望する条件を派遣会社に伝えた上で、仕事を探すことができます。たとえば、「1日5時間だけ派遣で働きたい」「週に3日だけ働きたい」「3カ月だけ働きたい」など、勤務時間や日数、期間を決めて働きたいといったケースや、「残業が少ない職場がいい」「家の近くで働きたい」など、希望条件に合った仕事探しができます。「プライベートを充実させたい」「家庭と両立しながら働きたい」など、ライフスタイルに合わせて仕事を選べるのが派遣のメリットです。

■いろいろな企業や職場を経験してスキルアップできる

派遣では、大手企業からベンチャー企業まで、条件が合えば、さまざまな会社で就業することも可能です。同じ職種でも会社によってやり方は違いますから、いくつかの職場を経験することでスキルアップにつながることもあります。また、派遣スタッフとして実務を覚え、就業している間に培ったスキルや人脈で独立を目指す人もいます。

■派遣会社がサポートしてくれる

派遣会社が公開している求人案件にはさまざまな職種があり、派遣会社では、希望条件やそれまでの経験やスキルを活かした職場を見つけられるようサポートしてくれます。
就業後も定期的に仕事の状況や働きやすさについてヒアリングしてくれるなどのフォローもあります。そのため、就業中に困ったことや不安があったら、派遣会社に相談できるのもメリットのひとつです。

また、派遣会社には、ビジネスマナーの講座やOA講座などスキルアップにつながる講座を用意しているところが多くあるので、スキルを身に付けて、時給アップを目指すことや、働く職場の選択肢を増やすことが可能です。派遣会社が用意してくれているサポート体制や福利厚生を確認して、積極的に活用するようにしましょう。

事前に知っておこう!派遣のデメリット

メリットとデメリットは表裏一体。どんな雇用形態にも仕事にも、常にメリットとデメリットがあります。ここでは、派遣のデメリットについて解説します。

■希望するお仕事がいつもあるとは限らない。タイミングに左右される

契約期間満了を控え、新たな就業先で働きたいと希望した場合、条件に合う求人案件が必ずしもあるとは限りません。
そのため、派遣会社の担当者に相談して早いタイミングから次の仕事探しを始めること、仕事探しの範囲が広がるよう必要なスキルを磨くことが大切です。また、派遣会社によって求人が異なるため、複数の派遣会社に登録をして求人を探すのも有効です。

■責任のある仕事を任せてもらえないケースがある

就業先としても、責任のある仕事を任せるにはそれに見合ったスキルが必要であったり、企業側の条件があることを理解しておきましょう。また、就業する前に職場見学などで、自分のスキルを活かせる仕事であるかどうか、確認することも必要です。

■契約更新が必要で就業の上限は3年!?

派遣スタッフは、契約期間が限られているため、同じ就業先で3年以上働くことができません。ただ、派遣スタッフに関わる雇用ルールも変わってきています。派遣会社によって派遣スタッフの雇用を安定させるため、契約期間を過ぎる前に、派遣会社によって以下のような措置が取られます。

  • 現状の派遣先での直接雇用(正社員など)の交渉
  • 別の就業先の紹介
  • 派遣会社の社員として無期雇用する
  • 次の就業先が決まるまで派遣会社との雇用を継続して、教育訓練などサポートする

契約が終了しても派遣会社には派遣スタッフをサポートする義務がありますので、安心といえるでしょう。

今回のまとめ

派遣スタッフは、自由度が高く仕事を選べる、さまざまな経験を積める、派遣会社のサポートを受けられるなどのメリットがあります。また、正社員と待遇が異なる、続けたくても派遣期間に上限がある、など派遣のデメリットといわれていたことも、派遣法の改正によって解消しつつあります。
派遣スタッフとその他の雇用形態の違いを理解して、自身がどういうライフスタイルを送りたいのか、どのようなキャリアプランを築きたいのかを考えた上で、働き方を選択していきましょう。スタッフサービスでは、豊富な派遣の求人情報を用意しているほか、紹介予定派遣、正社員の求人も案内しています。ぜひ、お仕事探しにお役立てください。

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