オフィスカジュアル3つのポイント。初心者はこの基本原則を押さえよう!

オフィスカジュアル3つのポイント。初心者はこの基本原則を押さえよう!

明日から派遣が決まった職場……服装の欄を見てみると、「オフィスカジュアル」の一文のみ。
さて、あなたは明日の朝、何を着ていきますか?

これまで制服支給の職場しか経験してこなかったり、あるいは派遣が初めての人にとっては、オフィスカジュアルは「鬼門」。「一体何を着ていけばいいの?正解は何?」と途方に暮れているかもしれませんね。

そこで今回は、これさえ押さえればOKなオフィスカジュアルの3つのポイントを紹介します!

オフィスカジュアルが必要な理由は、「TPO」をわきまえるため

オフィスカジュアルが必要な理由は、「TPO」をわきまえるため

企業に勤めていると、企業それぞれにルールがあります。そのひとつが、「服装」です。

企業によっては、毎日スーツやジャケット着用が求められることもありますが、最近ではオフィスカジュアルで出勤しても良いという企業が増えている様子。

その理由はさまざまですが、多くは“働きやすく、動きやすい”ため。一日の大半着用する服だからこそ、堅苦しいスーツではなく効率良く動きやすいオフィスカジュアルが求められているんです。

ただし、オフィス「カジュアル」といっても、普段私服として着用している「カジュアル」な服装とは切り離して考えなくてはなりません。それは、社会には「TPO」というものがあるためです。

TPO: Time=時間、Place=場所、Occasion=場合。

オフィスカジュアルは、業務時間中、職場で、業務をするために着用するもの。それにも関わらず、あまりにカジュアルなファッションで来ると、「TPO」をわきまえていないと判断されるかもしれません……。

ただ、このTPOは難しいところで、「どこまでがTPOをわきまえていると言えるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。そこでここからはオフィスカジュアルの基本原則を3つ紹介していきます!

オフィスカジュアル初心者のための、3つのポイント

ポイントその1 “カジュアル”すぎない。仕事をする場にふさわしい服装をしよう!

ポイントその1 “カジュアル”すぎない。仕事をする場にふさわしい服装をしよう!

オフィスカジュアルのベースとなる観点は、「スーツと比べてカジュアルな服」です。ただし、スーツではないからという油断は禁物。すでに説明したとおり、社会人はTPOが重視されるからです。

オフィスカジュアルを選ぶ際は、まず「これは、仕事をする場にふさわしい服装?」と自分に問いかけてみてください。その時悩んでしまったならば、その服は選ばない方が無難ですよ。

その基準となる具体的な例は、この通りです。

  • 【NG】パーカーやデニム、かかとのないミュールなど
  • 【OK】アンサンブルやニット、ブラウス、ストレートのパンツやひざ丈スカートなど

また仕事をするための服装と考えると、「業務に支障をきたさない」こともとても大切。たとえば、袖が広がっていて書類にぶつかる服、すそを踏んでしまうほど長いロングスカートも、ときに仕事に支障をきたすことも考えられます。

もちろんこれは個人の注意でカバーできる範囲のため、きらびやかなデザインの服を着ていても細心の注意を払えば問題ないかもしれません。ですが、職場は「自分の好み」を「業務の生産性」よりも重視する場所ではないので、少しでもパフォーマンスが落ちるような服は、着ないほうが吉です。

その服を職場で着て働いている自身の姿を思い浮かべながら、服装を選ぶようにしましょう。

ポイントその2 会社の顔であることを忘れずに。第一印象の良い“清潔感”を心がけて!

ポイントその2 会社の顔であることを忘れずに。第一印象の良い“清潔感”を心がけて!

企業では、日々多くの人が出入りしています。クライアントに関わらず、宅配便や備品業者など、さらには会社訪問をする採用希望者も訪れるでしょう。

想像してみてください。あなたがもし会社に訪れた立場だとしたら、キレイなオフィスにはとても良い印象を感じますよね。明るい清潔感のあるオフィスに、整理整頓されたデスクや棚、それの印象から企業の誠実さを感じとれるでしょう。

それと同じように、社外の方がそこで目にする一人ひとりの従業員は、企業のイメージとなるのです。その印象は、企業としての信頼感にもつながります。

そのため、「企業の顔」としての意識を忘れずに、好印象に繋がる誠実さと清潔感を、服装をはじめとする身かけで演出することが、とても大切となります。

そのため、派手な色や柄はできる限り避けましょう。また、シワだらけの服もだらしない印象を与えるため、NG。パリッと決まったシンプルな色・柄のシャツを選んでくださいね。色や柄に悩んだ場合は、もっともシンプルで清潔感のある白無地のシャツを選びましょう。

また、服装だけではなく、メイクやネイル、髪型についても「シンプル」「清潔感」を心がけてくださいね!

ポイントその3 むやみに「肌を露出しない」。ミニスカートもNG

ポイントその3 むやみに「肌を露出しない」。ミニスカートもNG

肌の露出が多い服はかわいい服も多く、ついつい着ていきたくなるかもしれませんが、オフィスカジュアルではNG。その理由は、多くの人が集まるオフィスの中には、露出が多い服を不愉快に感じる方もいるため。

肩や太もも、胸を極端に出している服装だとどうしてもそちらに目が行ってしまい、相手の集中力を乱す可能性がありますし、何より社会人としてだらしない印象を与えかねません。ストッキングやタイツを履かず生足での勤務も、職場によっては「学生気分」と捉えられることがあります。

加えて、薄着になりがちな季節といえば夏ですが、冷房が効いている室内で1日中仕事をしていたら体調を崩してしまう恐れも。自分の健康のためにも、肌の露出は極力控えたほうが良いと言えるでしょう。

今回のまとめ

今回は、オフィスカジュアルの3つのポイントを紹介しましたが、オフィスカジュアルの定義は、会社ごとにもそれぞれルールがあります。

中にはオフィスカジュアルといえど、ジャケット着用が義務づけられていたり、逆に、実態はカジュアルに近い自由なファッションが認められていたりすることもあるでしょう。

そのため、入社してからオフィスカジュアルが求められる職場では、先輩や上司の服装からその企業の服装ルールを学び、その職場独自のルールを守るといいですよ。

働き始める前で先輩社員の服装がわからないときは、派遣会社の担当者や、可能なら派遣先の企業の人事の方に尋ねてみるとよいでしょう。

自分らしさを出せるふさわしいオフィスファッションのスタイルを見つけてくださいね!