あなたは何問答えられる?社会人なら知っておきたい、実務で役立つビジネスマナーテスト

あなたは何問答えられる?社会人なら知っておきたい、実務で役立つビジネスマナーテスト

「ビジネスマナー」とひとことで言っても奥が深いもの。間違って覚えている事もあるかもしれません。社会人経験を重ねている人ほど、ビジネスマナーでも高いレベルを求められるようになってきますよね。身に着けておきたいビジネスマナーについて、あなたの理解度をチェックしてみましょう。

Q1. 職場の人からSNSの友達申請がきました。拒否してもOK?

Q1. 職場の人からSNSの友達申請がきました。拒否してもOK?

A. 拒否しても大丈夫です

スタッフサービスがおこなったLINE交換に関するアンケートでは、約7割の人が「相手に関わらず誰でも交換する」と答えています。職場の人間関係を壊さないようにプライベートの連絡先であっても「相手に関わらず誰でも交換」している人が多いようです。気にならないようであれば問題ありませんが、負担になるなら、プライベート用であることを伝えてはっきりと断るのもアリ。SNSで誰とつながるか・つながらないかを決めるのは、基本的には個人の判断となりますが、中には、会社の規則で取引先とSNSでつながることを禁止しているところもあります。勤務先のルールも念のため確認しておきましょう。

断り方の例

  • SNSはほとんど使ってないんです
  • 親と友人しか承認しないことにしているんです
  • 友達が増えすぎて、今、承認を控えているんです

【ワンポイント】
LINEの交換を拒否したい場合は、「こまめに連絡を取るタイプではないので」とか「身内用の連絡で使っているので」といった断り方を参考にしてみてください。

Q2. メールで無意識に書いている「お世話になっております」は、挨拶として問題ない?

Q2. メールで無意識に書いている「お世話になっております」は、挨拶として問題ない?

A. 間違ってはいませんが、初めてメールを送る相手に使うのは不自然です

社外の人に対して、「お世話になっております」という出だしでメールを書くのは一般的です。でも、まだ取引が始まっていない相手や初めてメールを送る相手に、このフレーズを使うのは不自然です。初めてメールを送る場合は、次のような例文で始めると、受け取った相手も不自然に感じないでしょう。

  • 初めまして、○○会社の□□と申します。
  • 突然のご連絡失礼いたします。私、○○会社の□□と申します。

【ワンポイント】
「お世話になっております」と「お世話になります」は、同じように使われていますが、日本語としては微妙にニュアンスが違います。

お世話になっております

現在、お世話になっている。関係が継続しているという意味になります。わかりやすく言い換えるなら「平素より、いつもお世話になっております」となります。

お世話になります

お願い事をした場合など、これからお世話になりますという意味になります。

Q3. エレベーターの扉が開いた時、来客者や上司よりも自分が先に乗ってもいい?

Q3. エレベーターの扉が開いた時、来客者や上司よりも自分が先に乗ってもいい?

A. エレベーターに乗る順番は状況によって異なります

エレベーターに乗る順番のマナーには諸説あり、実は正しい正解がありません。大事なのは状況を見て、来客者や上司に対して失礼がないようにすること。人が乗っていないエレベーターが来た場合、「自分が先に乗る」「自分は後から乗る」の2通りがあります。

1) 自分がエレベーターに先に乗る場合

先に乗って操作ボタンの前に立ち、「開」ボタンを押して扉を開けておきましょう。エレベーターに乗る際は「お先に失礼します」とひと声かけると丁寧です。

2) 自分が後からエレベーターに乗る場合

エレベーターホールでの立ち位置が来客者や上司が先に乗った方が自然な場合。また、来客者や上司が当然のように先にエレベーターに乗ってしまった場合。自分は後でエレベーターに乗ることになります。その際は、エレベーターホールで扉が閉まらないように、上下の操作ボタン(▼▲)を押し続けましょう。

エレベーターの中に人が乗っている場合は、来客者や上司に先に乗ってもらう

すでに、エレベーターの中に人が乗っている場合は、来客者や上司に先に乗ってもらうのがマナーです。その間、エレベーターホールにいるあなたは、扉が閉まらないように上下の操作ボタン(▼▲)を押し続けます。エレベーターに乗った際は、エレベーターの中で操作ボタンの「開」を押してくれていた人に、「ありがとうございます」とお礼を言いましょう。

【ワンポイント】
ちなみに、エレベーターを降りる際は、来客者や上司が先になります。また、エレベーター内にも「上座・下座」があります。エレベーターの操作盤の前が最下座で、操作盤の奥が最上座になります。先にエレベーターに乗って操作盤の前に立った時は、来客者や上司を上座に案内しましょう。

Q4. 取引先に訪問して出されたお茶は全部飲んでもOK?

Q4. 取引先に訪問して出されたお茶は全部飲んでもOK?

A. 基本的に出されたお茶は飲み干すのがマナーです

とはいっても、熱いお茶を一気に飲むということではありません。ペース配分をしながら飲み干すようにしましょう。一口だけ飲んで、お茶を残すのはマナー違反です。また、湯呑やカップについた口紅は拭き取るようにしましょう。

【ワンポイント】
お茶を出されたら、まずお茶を持ってきてくれた人に「ありがとうございます」と伝えます。そして、「どうぞ」と言われてから飲むようにしましょう。ただ、相手から何もない場合は、話の合間に自分から「いただきます」と言って飲んでも大丈夫です。

Q5. 先輩や上司にランチをごちそうしてもらった!先に店の外に出ていいの?

Q5. 先輩や上司にランチをごちそうしてもらった!先に店の外に出ていいの?

A. 店の外に先に出て待ち、ごちそうしてくれた人が出てきたらお礼を言うのがマナーです

ランチなどで、取引先の方や、社内の上司・先輩が食事をごちそうしてくれたら、先に店の外に出て待つようにしましょう。お会計をしている間、申し訳なさそうにレジの横に立って、会計の様子を見ているのはマナー違反になります。ごちそうしてくれた人が店から出てきたら、「ごちそうになりました」「ありがとうございました」とすぐにお礼の言葉を伝えてくださいね。

【ワンポイント】
その日のうちに改めて、メールなどでごちそうになったお礼の言葉を伝えるのがワンランク上のビジネスマナーです。割り勘で多めの金額を出していただいた場合でも同じです。おごってもらったことにスポットを当てすぎないよう、会話や食事の内容にも触れ、有意義な時間を過ごせたことも伝えるようにしましょう。

今回のまとめ

仕事で関わる人たちを不快にさせず、円滑なコミュニケーションを行うために、ビジネスマナーは必要不可欠!取引先や社内の人たちと良い関係を築くことで、仕事も気持ちよく進められるでしょう。スタッフサービスのビジネススクールでも、知っていると役立つビジネスマナーを学んでいただけます。詳細はマイページの「ビジネススクール」メニューよりご確認ください。