写真が苦手な人でも大丈夫!スマホでおしゃれに可愛く撮影するコツとは?

写真が苦手な人でも大丈夫!スマホでおしゃれに可愛く撮影するコツとは?

本当はおしゃれで素敵な写真を撮りたいのに、いまいち上手に撮れない……そんなこと、ありませんか?
旅行先の大切な思い出や何気ない日常の一瞬が、素敵な写真として残っていると嬉しいですよね。

今回は、美味しい料理や鮮やかな風景をもっと素敵にスマホで撮影するコツをご紹介。また、記念撮影が苦手な人も知っておきたいポイントをご紹介します。そのときの雰囲気や感情も思い起こしてくれるような思い出に残る1枚を残しませんか?

料理をより美味しく撮る4つのコツ

友だちとカフェに行ったとき、美味しそうに盛り付けられているメニューと出会ったら思わず写真を撮りたくなりますよね。また自分で作った料理が上手にできたときも写真を残したくなります。でも、料理を美味しそうに撮影するのは意外と難しいもの。そんなときぜひ試してほしい、料理を美味しく撮る4つのコツをご紹介しましょう。

・料理全体を「真上」から撮るとおしゃれに決まる

料理全体を「真上」から撮るとおしゃれに決まる

1つめのコツは、真上から撮影する構図で撮る方法です。サラダやケーキなど、色味がカラフルな料理をちょっと引きつつも、真上から全体を写すと華やかに見せることができます。また素敵な食器やキャンドルなどがあれば、アクセントとして一緒に構図の中に入れてみましょう。

単純に真上から撮るのではなく、画面の左右上下に適度なスペースをつくると、それだけでプロっぽい写真になります。構図を工夫するだけで、ぐっと見栄えが良くなります。

・美味しさを引き出すには、斜め45度から「アップ」で撮る

料理全体を「真上」から撮るとおしゃれに決まる

今度はお皿を全部入れることにこだわらず、斜め45度くらいから被写体に寄って「アップ」で撮影してみましょう。たとえば、あまり色味のバリエーションがない料理は、真上から全体を撮影しても地味な写真になってしまいがちです。そこで料理をアップで撮影し、ボリューム感を演出することで、美味しさを引き出すことができます。これが2つめのコツです。

またほとんどのスマホカメラのレンズに付いている広角レンズは、かたちが歪みやすいというデメリットがあります。被写体に近づくほど画面は歪んでしまうため、自分が料理に近づくのではなく、少し離れたところからカメラのズーム機能を使って料理のアップ写真を撮影してみましょう。

・プロっぽさは「奥行き」作りから

プロっぽさは「奥行き」作りから

3つめのコツは、「奥行き」をつくる構図です。

近くのものと遠くのものという、距離に差があるものを画面の中におさめます。たとえば、ふたつのカップを縦に並べて、奥行きのある構図をつくってみましょう。撮影時には、手前の被写体にピントを合わせ、奥をボカすように撮影すると、プロっぽい写真になります。

・フラッシュは使わず、自然光を活用して立体感を表現する

フラッシュは使わず、自然光を活用して立体感を表現する

料理を美味しく撮影する4つめのコツは、光を上手に活用することです。料理の写真は、フラッシュではなく、自然光で撮ることがポイント。暗いところではフラッシュを使いたくなりますが、人工の光に白く照らされた料理は、美味しくなさそうに見えてしまいます。どうしても暗い場合は、料理と一緒にキャンドルを写し込んで撮影したり、お皿を持ち上げて角度を調節してください。

また、横方向あるいは斜め後ろから光があたると被写体に影が表れ、写真に立体感を演出することができます。この立体感が、本当に目の前にあるようなリアルな雰囲気を表現することができます。

風景をちょっとアーティスティックに撮影する3つのコツ

とくにこれからの季節、紅葉など街の景色が写真映えする秋がやってきます。芸術の秋ということで、少しアーティスティックな撮影に挑戦してみましょう。

・リーディングラインを活用する

リーディングラインを活用する

「リーディングライン」という言葉を、聞いたことはありますか?ずっと奥まで続く道、階段、建物の門構え、線路、道路、自然の中の小道など、写真を見る人の視線を特定のポイントに導く「線」をリーディングラインといいます。まっすぐでも曲がっていても、画面の中にリーディングラインがあると写真に奥行きが出て、まるでその場所にいるような気持ちにさせてくれます。

・真下からのアングルで撮ってみる

真下からのアングルで撮ってみる

風景は広いので、写真にその広さと奥行きを表現できると、見る人をぐっと引き込むことができます。先ほど紹介したリーディングラインを参考に、地面スレスレから撮影したり、ビルの真下から上を見上げたり、少しアングルを工夫してユニークな写真を撮影してみましょう。意識するのは「遠くまで撮影」すること。そうすると吸い込まれそうな写真が撮れます。

・光を撮る

光を撮る

写真の中に、どんな「光」があるかを意識してみましょう。街中ならばネオンや揺れる車のライト、自然の中なら太陽や、日光を反射した池など、光を発しているものがあると写真にコントラストが出てぐっと締まります。夜の撮影でも暗いからといってフラッシュを使って人工的な明るさをつくってしまうと、夜の雰囲気を演出することはできません。少しピントがぼけたり、ブレたりしても、フラッシュを使わずに撮影することで写真から光が浮き出てくるような、幻想的な印象を表現することができるのでぜひ試してみてください。

自然な笑顔で記念撮影するための2つのコツ

自然な笑顔で記念撮影するための2つのコツ

旅行やイベントに出かけると記念に友だちや家族と写真を撮ることは多いですよね。そんなとき、うまく笑顔が作れなかったり緊張した表情で写ってしまい、残念な仕上がりになったしまうことってありませんか?また、カメラ目線でピースサインをすると、ちょっと古臭い写真になってしまいます。
最後に、思い出をより印象深い1枚にするために、人物撮影のコツをご紹介します。今回は撮影する側のコツですが、撮られる時に意識をすると上手く写ることができるので是非試してみてください。

記念写真を撮影するポイントは2つ。ひとつは、「自然体」を撮影すること。そしてもうひとつは、「どこで」撮影しているのかがわかるように、人物と一緒に周囲の風景を画面の中に入れることです。

・おしゃべりしながら、”雰囲気”や”空気感”と一緒に切り取る。

おしゃべりしながら、”雰囲気”や”空気感”と一緒に切り取る。

つくり込んだキメ顔やカメラ目線ではなく、カメラから目線を外しているほうが、力の抜けた、素の魅力を写真に収めることができます。シャッターを押すときに「はいチーズ」などと言わず、いつも通りに雑談しながら撮影したり、ほかの友だち同士がおしゃべりしているところを横からそっと撮影したりしてみましょう。するとその場の雰囲気や空気感をも切り取った、素敵な表情が撮れるかもしれません。

・背景で仕上がりが決まる!

・背景で仕上がりが決まる!

素敵な風景と一緒に、絵葉書のような1枚を撮ると、そのとき過ごした思い出も一緒にカメラに収めることができます。

このとき工夫してほしいのが背景。人間の肌と髪以外の色が画面に入るように心がけてみてください。たとえば公園の花壇や、生い茂る緑、真っ青な空、おしゃれなお店の入り口など、わかりやすくて美しいものと一緒に撮ると、被写体も相乗効果で魅力的に写ります。

また料理での撮影と同じように、被写体を中心からあえて外すのもポイント。画面の3分の1くらいに被写体を写し、残りの3分の2を風景にすると絵葉書のような1枚を撮影することができます。時には、人物はバックショットで風景と一緒に撮るのもおしゃれですね。

今回のまとめ

特別な撮影テクニックがなくても、被写体とその周りの関係や画面に入るものを工夫するだけで、ぐっとおしゃれな写真になります。

素敵な写真が撮れると、いつもの風景も新鮮に見えてきます。イベントや旅行はもちろん、日常もすべてが忘れられない思い出になるはず。ぜひ今回ご紹介した写真撮影のコツを活かしてたくさん素敵な写真を撮影してください。