これだけチェックしておけば安心!ビジネスマナー10選

これだけチェックしておけば安心!ビジネスマナー10選

Mycochannelではこれまで、電話やメール対応、正しい言葉遣いなど、社会人として働く上で知っておきたい常識やマナーを紹介してきました。その中でも今回は、「え、知らなかった!」という人が多かった10のビジネスマナーについてまとめました。仕事をもっとスムーズに進めるためにも必見のビジネスマナーまとめ記事です。

1.敬語:使いがちな二重敬語に注意!

「とにかく丁寧に…」と思うあまり、やってしまいがちな二重敬語。でも、尊敬語+尊敬語、謙譲語+謙譲語など、敬語を重ねて使うのは適切ではありません。

【役職】+【様】はNG

社長やオーナーはそれ自体が敬語なので、さらに「様」をつける必要はありません。

「お~になる」「ご~になる」+「~られる」はNG

「お越しになられる」「ご覧になられる」は敬語が重複している表現。正しくは、「お越しになる」「ご覧になる」と使いましょう。

【各位】に【様】は不要

「各位」は多くの人に対してそれぞれに敬意を払って使う言葉で、「皆様」という意味。そこに「様」をつけると二重敬語になるため、「関係者各位」「担当各位」でOKです。

▼Mycochannelで紹介した関連記事

「お伺いさせていただきます」って大丈夫?今さら聞けない正しい敬語の使い方
https://www.022022.net/mycochannel/lifestyle/column004.html

2.メール:件名は簡潔で分かりやすく

ビジネスでは、大量のメールをスピーディーに把握して対応することも大事な仕事のひとつ。そこで、件名が「簡潔」で「分かりやすい」ことが大切になってきます。

件名は20文字程度に収める

件名にメールの内容が要約されていると、記載されている内容を把握しやすく、発信する側、受け取る側の業務効率アップにつながります。

具体的な名称、日時などを加える

「何」「いつ」「要望」が分かる件名が基本。例えば、次回の会議の日時に関する連絡の場合、「10/30 営業企画会議_日程変更のお願い」などとすると件名で要件が伝わります。また、重要なメールには【緊急】【要返信】などを加えると開封率が高くなります。

Re:は適度に加筆修正する

「Re」が長く続くのは、メールが読みづらくなる上に無精な印象を与えてしまいます。3〜4回続いたらタイトルから書き直すとよいでしょう。

▼Mycochannelで紹介した関連記事

これで謝罪メールも悩まない!ビジネスメール活用術とすぐに使える定型文4選
https://www.022022.net/mycochannel/skill/column005.html

3.名刺の渡し方:モタモタはNG。スマートさを心がけて!

ビジネスの入り口では欠かせない名刺交換。名刺は両手で持つ、自分の名刺は名乗りながら渡すなど、名刺の渡し方でこれだけは知っておきたいことをご紹介します。

相手よりも低い位置で名刺を差し出す

名刺は、訪問者から先に差し出すのが基本。相手が先に名刺を差し出してきたら、自分の名刺はその少し下に差し出すようにしましょう。
同時に名刺を出してしまった場合は、ぞんざいな印象にならないよう、受け取った名刺にすぐに右手を添えましょう。

名刺交換は、偉い人から順番に行う

立場や役職が下の人、もしくは訪問者側から先に差し出すのが基本。例えば、訪問先が「部長」「課長」、訪問者が「課長」「新人」の場合、まずは訪問側の「課長」が「部長」へ、最後に「新人」が訪問先の「課長」へ渡すことになります。
名刺を忘れてしまった場合は、「ちょうど名刺を切らしており、申し訳ありません」と添え、自分の社名や部署、フルネームをはっきりと伝えましょう。

4.席の順番:上座と下座を瞬時に見きわめよ!

入り口からもっとも遠い席が上座、一番近い席が下座だということはなんとなく知っていても、それ以外は「?」という人も多いのでは。上座と下座は、場所によって入れ替わることがあるので、注意が必要です。

優先度は「役職」「社歴」「年齢」で決まる

誰を上座に通すかは、まずは役職から判断しましょう。同じ役職の人が複数いる場合、社歴が長く年齢が上の人が優先となります。

エレベーターにも上座はある!

エレベーターの場合、操作ボタンの近くが下座、その奥が上座となります。お客様をエレベーターに案内する場合は先にエレベーターに乗り込み、「開く」のボタンを押してお客様を招き入れるようにしましょう。

和室ではルールが変わる!?

料亭などの和室の場合、床の間の前が上座、出入り口の近くが下座です。ただし、中庭などを臨む和室の場合、景色が一番きれいに見える席を上座とすることも。その際は、「こちらの席からの眺めは絶景ですので、よろしければこちらにお座りください」などと理由を説明して勧めるようにしましょう。

▼Mycochannelで紹介した関連記事

あなたは何問答えられる?社会人なら知っておきたい、実務で役立つビジネスマナーテスト
https://www.022022.net/mycochannel/skill/column009.html

5.電話での言葉遣い:顔が見えない相手にも、細心の注意を

固定電話が少なくなった昨今、自分宛て以外の電話に出るのは少し怖いかもしれませんね。相手に失礼にならないマナーを覚えておけば、電話の応対も気持ちよくできるでしょう。

「ちょっと」はちょっと失礼

ついつい使いがちな「ちょっと」という言葉は、“軽くあしらわれた”という印象を相手に与えかねません。代わりに「少々」「しばらく」「少し」などを使うようにしましょう。

聞き取れなかった時はどうしたらいい?

相手の話がうまく聞き取れなかった時、「まぁいいか」で済ませるのはNGです。
「恐れ入ります。お電話が少し遠いようです」
「もう一度お願いいたします」
など必ず聞き直して確認し、メモを取ることを忘れないようにしましょう。

▼Mycochannelで紹介した関連記事

相手の名前や内容が聞き取れない時はどうしたらいい?いざという時慌てない、電話対応で覚えておきたい言葉遣いとNG用語
https://www.022022.net/mycochannel/skill/column008.html

6.お辞儀の仕方:TPOに合わせてお辞儀も使い分けるべし

ひと口にお辞儀と言っても、その角度によって実は3種類あることを知っていますか? 相手やシチュエーションによって使い分けると印象アップにつながります。

会釈

頭を下げる角度は15度くらい。同僚との挨拶や、上司や顧客と廊下ですれ違う時など日常的に使います。

敬礼

頭を下げる角度は30度くらい。来客や上司に敬意を示して挨拶する時などに使います。

最敬礼

頭を下げる角度は45度くらい。正式な場面で改まった挨拶をする場合やお礼やお詫びを伝える時などに。頭を下げる時間も、会釈や敬礼より長めにしましょう。

7.ホウレンソウ:基本中の基本を怠るなかれ!

社会人1年生に、まず実践してもらいたい仕事の基本が「報告(ホウ)・連絡(レン)・相談(ソウ)」です。「ホウレンソウ」は、コミュニケーションアップにつながり、トラブルを事前に防ぐ効果があると言われています。「報告・連絡・相談」の回数は1日に4回がベストです。相手の状況や仕事の区切りを考慮して行いましょう。

「報告・連絡・相談」の報告タイミング

・1回目 始業時に今日すべきことを報告
・2回目 昼休憩前に午前中の進捗状況を報告
・3回目 午後3時に進捗状況の報告や確認事項について相談
・4回目 終業時にその日の進捗状況や明日の業務内容を確認

▼Mycochannelで紹介した関連記事

派遣でキャリアアップ!派遣に求められるスキルをチェックしよう
https://www.022022.net/mycochannel/skill/column013.html

8.欠勤連絡の方法:「電話で始業前に」連絡を怠るなかれ

体調を崩して会社を休むのはやむを得ないこと。大切なのはその連絡の仕方で、あなたの信用にも影響してきます。

欠勤連絡は「電話で」が基本

会社によって異なりますが、欠勤の連絡は直属の上司に電話で連絡するのが基本です。相手の質問にもすぐに答えることができ、引き継ぎもスムーズに行えるでしょう。
電話で連絡する以外に最近は、メールやサイトにあるフォーム、またSNSなどで連絡するケースもあります。会社の規則に従って対処するようにしましょう。

連絡は「始業前に」がマナー

始業の10〜15分前を目安にするとよいでしょう。遅すぎる連絡は、場合によっては遅刻や無断欠勤扱いになってしまうこともあるので注意が必要です。

9.机上の整理:デスク上の整理も仕事のうち!

デスクの上が片付いていないと作業効率が下がるだけでなく、周囲の人への迷惑にもなりかねません。片付けはマナーではなく、社会人として「マスト」だと意識するとよいでしょう。

退社時には片付ける習慣を

1日の仕事を終えたら、その日使ったものは元の場所にしまうのが基本。備品なども“使ったものは元に戻す”を徹底して、共有スペースの整理整頓も心がけたいですね。

資料は分類してファイリング

どんどん増える書類は、すぐに整理整頓を。いるものといらないものを分けて「整理」し、いつでも参照しやすいよう自分なりに「整頓」することで、“どこに何があるか分からない!”状態を作らないようにしましょう。

▼Mycochannelで紹介した関連記事

ちょっとの工夫で仕事が変わる!効率アップに即役立つ3つの仕事術
https://www.022022.net/mycochannel/work/column004.html

10.冠婚葬祭マナー:大切な場面に失礼は禁物。最大限の注意を

冠婚葬祭で失礼のないようにするため、きちんとマナーを知っておきましょう。新人はもちろん、ベテランも等しく知っておくべき基本をチェック!

「黒いスーツ=礼服」は間違い!

ビジネススーツと礼服とでは素材やベント(裾の切れ目)の入り方などが異なるので、礼服の代用に黒いスーツを着用することは避けましょう。

光沢のあるアイテムは葬儀では×

結婚式以外でアクセサリー(結婚指輪を除く)をつけるのはマナー違反です。「涙の象徴」ともされる真珠のアクセサリーは例外と考えられていますが、不幸が重なることを連想させるため、二連以上のネックレスはNGです。

お祝いの品は結婚式より前に

挙式の1週間くらい前までに贈るのがベストです。間に合わない場合は、新居への引っ越しなどが落ち着いてから贈るのが、相手の負担にならずおすすめです。

今回のまとめ

一緒に働く同僚や上司、取引先やお客様への配慮を大切にすることで、マナーは自然と身につくでしょう。その心がけで、仕事も楽しくスムーズに進めることができるようになるはずです。

スタッフサービスでは、お仕事のスキルやビジネスマナーに不安がある方へのサポートとして、研修制度(一部無料)をご用意しております。詳細はマイページの「ビジネススクール 」メニューよりご確認ください。