
(週刊新潮 2006年11月16日号 掲載)
休日の昼下がり、大木真里さんはご主人と1歳3ヵ月の娘さんと、よく自宅近所の公園を散歩する。平日の昼間は派遣社員として仕事をこなし、また夜は家事や育児に追われる大木さんにとって、ホッとするひと時だ。
派遣先の旭硝子財団では、大木さんは主に研究助成の仕事に携わり、大学からの応募書類のファイリングや助成金贈呈式の準備などを担当している。
昨年7月に長女を出産した大木さんは、「今の仕事が好きなので、子どもを産んでも復帰したかった」ため、育児休業制度を活用。9ヵ月間の休暇を取得し、今年4月に職場に復帰した。
「最初に、育児休業の打診を受けたときは、休業期間がどのくらいになるのか心配でした。仕事ぶりはもちろん、人間的にも素晴らしい方なので、ぜひもう一度、財団に戻ってきてほしかった」と語るのは、旭硝子財団事務局の古澤次長。しかし9ヵ月のブランクもまったくの杞憂だったという。ご主人の隆行さんも「出産で休んでいるときより、今のほうが生き生きしていますね」。
理解あるご主人と温かい職場の人々に支えられ、大木さんは仕事に育児に充実した毎日を送っている。
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